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【ラグビー日本代表・トヨタ自動車・豊田リトルリーグ出身山本 正人さん】
友だち関係のすばらしさはリトルから教わりました

山本 正人  父(勝さん)が相撲取りだったもので、子どものころから相撲をやっていたんですよ。トヨタ自動車の相撲部にけいこに出かけていって、琴光喜関は2歳上で、いっしょにけいこしたこともある。わんばく相撲で愛知県チャンピオンになって、全国大会に出たこともありました。でも、人前でケツ見せなあかんでしょう(笑)。それがイヤでね、小学校4年で友だちに誘われて豊田リトルリーグに入ったんです。

 当時から体が大きかったんです。それまで野球というとキャッチボールをやった程度でしたが、入団するときに素振りをすると“ブン、ブン”と音がした。これはすごいぞ、当たればホームランだと周りの人は驚いていましたね。昔からパワー系で、トヨタ自動車のソフトボールの球場で、サク越えした打球が照明に当たったこともありました。でも実際、試合ではレフトで四番を打っていたんですが、ほんとに当たればホームランなんですけど、三振も多かったなあ(笑)。

 中学では、軟式野球。でもいったん硬式でやっていると、軟式は面白くないんです。なにより、打った感触が気持ちよくない。さほど強くもないチームだったし、野球はもういいや、高校に行ったらなにをしようかな…と考えていたら、その高校のパンフレットで、ラグビー部が大きく映っていたんですね。それで、ああ、ラグビーが強いのか…と、深く考えもせずにラグビーを始めたんですよ。1年のときはルールもわからず、パスさえできませんでしたが、2年になってからはボールを持って突っ込んでいくのが快感になっていた。相撲をやっていたのもよかったんでしょうね。相撲から野球、そしていまはラグビー日本代表でプレーしているんですから、いろんなスポーツを楽しんでほしいですね。

 リトル時代というと、とにかく練習がきつかったことしか記憶にありません。砂浜を走ったり、土日も休みがなかったり…でも、そういう経験はラグビーでも生きていますよ。それから、別の学校の友だちともすぐに仲良くなって、世界が広がったことも大きいです。友だち関係のすばらしさというのは、リトルで覚えましたね。あとになってニュージーランドにラグビー留学したときも、言葉はほとんどでたらめでしたけど、すぐに友だちができた。これは、リトル時代の経験のおかげだと思っています。

 最後に一言いいですか。野球もいいですけど、ラグビーも楽しいですよ。ぜひ、挑戦してみてください。

 山本正人(やまもと・まさひと) 1978年5月29日生まれ、愛知県出身。小学4年で豊田リトルに入団し、中学時代は野球部。栄徳高校からラグビーに転じ、オール愛知のメンバーとして国体などに出場する。卒業後トヨタ自動車に入社。2000年にはニュージーランド留学するなど徐々に力をつけて、02年日本代表に選ばれた期待の若手。ポジションはプロップ。



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