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vol.3 上半身のストレッチ<2>
前回の「腕の回旋」運動から続きます。以下、【動】マークは「動的ストレッチ」、【静】マークは「静的ストレッチ」を表します。回数はすべて10回ずつ。それ以外は回数を指定します。
(7)ゴールポスト型回転運動(Goal Post Rotations-Palms In/Out/Forward) 【動】
腕を真横に伸ばし、ひじから手のほうを直角に上に向けて曲げます(写真[1])。このときの形がサッカーのゴールポストに似ているため、この名前がついたと思われます。ここからまず、手のひらを前に向けて、ひじから上と水平のところまで下ろす動作(写真[2])を10回。手のひらを内側に向けて同様に10回、手のひらを外側に向けて10回行います。これは、ローテータ・カフ(肩関節の内旋・外旋のための小筋肉群)を刺激し、機能を上げるのが目的となります。
応用として、親指を後ろ(イン)から前(アウト)へ持っていく、ちょうど体温計を振るような動作をしながら、同様に水平のところまで下ろす運動もあります。これは、野球のピッチングの動作に近いものになるために、機能的な運動といえるでしょう。
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(8)腕振り−横(Arm Swings-Side) 【動】
手のひらを交差して(写真[3])腕の前で開く(写真[4])動作です。手のひらを上にして10回、下にして10回。このとき気をつけるのは、腕の水平を保つこと、それから腕が開いたときは肩甲骨を寄せる、前に行ったら肩甲骨を広げることです。
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(9)腕振り−上下(Arm Swings-Up/Down) 【動】
手のひらを下に向け、左右交互に上下させます(写真[5])。肩関節の伸展と屈曲を促す動作のため、しっかり上まで上げてください。
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★ここから、上半身の「静的ストレッチ」に入ります。先に「動的ストレッチ」を入れることによって、肩・肩まわりの“筋温”を上げるところが、この一連のストレッチのポイント。筋肉の収縮・伸展動作を繰り返すことで、血流が活発になります。筋肉が硬い状態で静的ストレッチをやっても、効果が半減し、危険が伴うことがあります。
(10)腕の交差(Left/Right Arm Cross) 【静】
ひじの部分で両腕を交差させ、自分の体のほうに引き付け、静止します(写真[6])。左右15秒〜20秒ずつ。肩のストレッチの代表的なものになります。
[6]
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(11)上腕三頭筋のストレッチ(Left/Right Triceps Pull down) 【静】
片方の腕を上げて後ろに曲げ、逆側の手でひじを下に押して静止します(写真[7])。左右15〜20秒ずつ。
[7]
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(12)手首のストレッチ(Left/Right Forearm) 【静】
手のひらを前方、後方、外側、内側に曲げ、逆の手で押さえて各10秒静止します(写真[8])。楽な位置で行いましょう。
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以上で『上半身のストレッチ』は終わりです。次回は、『下半身のストレッチ』に入ります。
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高橋純−(たかはし・じゅんいち) 1976年8月18日生まれ、神奈川県出身。日本体育大学卒。在学中は準硬式野球部主務、正捕手として活躍。97年東都大学2部リーグ盗塁王〈非公式)、打率リーグ6位(.391)。オール東都の代表メンバーとして、グアム大会にも派遣された。2000年より米アラバマ州立南アラバマ大学に編入、ストレングス&コンディショニングのアシスタントコーチを2年務め、01年同州ユナイテッドステイツ・スポーツアカデミー大学院に入学。スポーツコーチングを専攻し、スポーツ・サイエンス修士を取得した。02年、NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリストの資格を取得。03年、サンディエゴ・パドレス傘下の2A、モービル・ペアーズでストレングス&コンディショニング・コーチ。O4年、パドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた。 |
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