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高橋純一
スポーツ・サイエンス修士
NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト

vol.7   コンディショニング<2>

(2)アジリティー・ドリル

ボックス・ドリル(BoxDrill)
 5歩(5ヤード)分ぐらいの間隔で、正方形にショートコーンを置きます。そして、図1のようにダッシュ、サイドシャツフル、後ろ走りを組み合わせて行います。このとき意識してほしいのは、それぞれのターニング(動作が変わる)・ポイント。姿勢、股関節の動き、体のバランス、ウェイトシフトなどを意識するように。ただ走る、という形にならないよう、気をつけてあげてください。

図1
図1

Wの字・ドリル(W-Drill)
 7歩(7ヤード)間隔でW型にコーンを置き、後ろ走り、スプリントを交互に行います(図2)。2本目は逆から、後ろ前を変えても構いません。ボックス・ドリル同様、ターニング・ポイントをしっかり意識させること。

図2
図2

スキーヤー(Skier)
 5mのラインを引き、スキーの要領で足をそろえた状態のまま、ラインを跳び越えながら進みます(図3)。前に10歩、また別の動きとして複ろに10歩行っても結構です。この動作に慣れてきたらスピードをつけて行います。初めはスピードよりもしっかりした身体の使い方を覚えこませましょう。ラインを何本か引いて、競争させてもいいでしょう。

図3
図3

(3)ジャンプ・ドリル(プライオメトリクス)

馬跳び(Leapfrog)
 3人から6人の馬を作るか、2人組になって10回ずつ、馬跳びをしながら進んでいきます。

スクワットジャンプ(Squat Jump)
 足を肩幅より少し大きめに開いて、まず両手を挙げ(写真[1])、そこから両手を振り下ろし、後ろまで引っ張ってスクワットの姿勢を作ってから前に跳びます(写真[2])。下半身のみでなく、腕の振り上げ動作を含め、全身で跳ぶように心がけて。そうすると、跳んだときに体のラインがまっすぐになるはずです。初めは1本でも構いませんが、できるようになったら3本続けてやってみましょう。また、跳ぶときに目線を下げないよう(写真[3])、注意してください。

写真[1]
写真1
写真[2]
写真2
写真[3]
写真3

パワー・スキップ(Power Skip)
 スキップの動作を、真上に跳ぶようにしてみましょう。手の振り上げ動作もしっかり意識すること。−瞬の力を垂直方向に向けて爆発させるトレーニングです。6歩×2本程度で、疲れさせないように調整してください。

片足跳び(Single Leg Hop)
 けんけんで、なるべく前に跳ぶように心がけてください。5〜10歩程度。腕の振りと、跳んでいないほうの足の使い方が重要です。同じジャンプ・ドリルにおいても跳ぶ方向が異なります。スクワット・ジャンプは斜め上、パワー・スキップは上、と方向が変わることに意味があります。

高橋純−(たかはし・じゅんいち) 1976年8月18日、神奈川県生まれ。日本体育大学卒。2000年米アラバマ州立南アラバマ大学に編入、01年同州ユナイテッドステイツ・スポーツアカデミー大学院に入学。スポーツコーチングを専攻し、スポーツ・サイエンス修士を取得した。02年、NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリストの資格を取得。03年、サンディエゴ・パドレス傘下の2A、モービル・ペアーズでストレングス&コンディショニング・コーチ。04年、パドレスで通訳兼コンディショニング補佐。05年より千葉ロッテ・コンディショニング担当。



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