お金のかかる野球チームの特徴とは?

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記事の目次

お子さんを少年野球チームに入れた場合、トータルでどのくらい費用がかかるのか…というのが心配なところです。

費用には人間関係維持に関わる費用と、実際に野球活動を行っていくうえでの出費があります。人間関係維持については「チームメートの家庭がセレブすぎてお付き合いにお金がかかる」と言う形で「危険な少年野球のチームの特徴とは?」でお話していますので、ここでは野球活動を行う際の軟式野球硬式野球の費用についてお話しましょう。

軟式か硬式かで必要な費用が変わる

まず、入団するのが軟式野球のチームなのか、硬式野球のチームなのかによって費用体系が大きく分かれます。さらに、硬式にはリトルリーグボーイズリーグがありますが、必要経費について両者の間にあまり違いはないようです。

軟式野球チームの費用

軟式野球チームの経費といえば、基本となる月々の部費ぐらいです。チーム事情によってバラつきはありますが、大体2,000円~3,000円のチームが多いようです。チーム創立が古く歴史のあるチームは、部費の繰り越し(ストック)が多いので、安定したチーム運営ができているはずです。その他、上部大会進出などで突発的に合宿などを行う場合は別途臨時で集金しますが、毎年定期的に合宿を行うことが決まっているチームは、月々積み立てをしている場合もあります。

決起集会、祝勝会などと銘打って飲み会を多く開催するチームもありますが、こちらは基本的に任意参加のはずなので、状況に応じての参加で大丈夫です。

その他、ユニフォームを新しくする、チームジャンパーをそろえる、保護者応援用のチームTシャツを作るなど…はコンスタントに発生する費用ではありませんが、チームの動きに応じて出費することになります。

硬式野球チームの費用

一方、硬式野球のチームは恒常的に多くのお金がかかります。まず、入団時に10,000円程度の入会金を集めるチームが多いようです。さらに月々にかかる費用には、約5,000円程度の月会費の他に、父母会費積立遠征費積立合宿費チーム運営費など、支出の多さは軟式の比ではありません。

また硬式野球ができる私営のグランドは限られており、グランド利用料も高く設定されています。公立高校のグランドは、事故が起こることを恐れて、なかなか貸してくれません。都内にある駒沢グランドや江戸川区球場等の公営球場は、気の遠くなるような倍率の抽選を乗り越えなければ借りられません。その結果、必然的に近郊まで出向いての練習となり、この遠征費も馬鹿になりません。これらの経費は、最終的に高額の月会費やチーム運営費として家庭にはねかえってきます。

硬式野球は、道具も高いです。野球用具専門店に行けばわかりますが、良いグローブは軟式用の2倍以上します。その上、ボールが固いので道具や用具が壊れる確率が、軟式に比べて高いのです。当然、チームで使う道具や用具も壊れるので、これはチーム運営費などの中から捻出されます。

また、硬式野球は怪我も多いので、治療にかかる費用もばかになりません。あんなに硬いボールが身体に当たれば、骨折や打撲をするのは当たり前で、時にはお金では代えられないようなダメージを受ける場合もあります。

まとめ

私のチームが小学部・中学部をもつ軟式野球一環指導だから言うわけではありませんが、硬式野球は高校からで充分間に合います。何も小学生の時分から、高い月謝を払い怪我のリスクを冒す必要はありません。詳しくは「軟式野球から硬式野球にいつ転向するか」でお話しますが、“小学生が硬式野球をやって、いいことはなにひとつない”というのが私の持論です。

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