保護者同士のトラブルに対する対処法

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記事の目次

少年野球チームにおいて、実際に野球をプレーするのは子供たちです。
しかしながら、子供たちはチームメートと仲良くプレーしているのに、そのサポートをすべき保護者がトラブルを起こすことが稀にあります。
そして、その発生確率は“アツくなりやすい”性格の保護者ほど高いようです。

ここでは、保護者同士のトラブルの種類とそれぞれの指導者としての対処を個別に説明します。

お父さん同士のトラブル

お父さん達は、基本的に社会や会社で揉まれている“いい大人”なので忍耐力も分別もあるはずなのですが、時としてチーム内でトラブルを起こすことがあります。
そしてその発生タイミングは、かなりの確率で“お酒の席”になります。
そして、特にトラブル発生が多いのは、公式戦の試合後に行われる“反省会”と称した呑み会の席です。
それが練習試合の後であれば、あくまで“練習”の試合なのでことさらアツくなることはありませんが、こと“公式戦”それも“上部大会での大事な一戦”となると状況は一変します。
“なんでXX君はあんな大事な場面で2度もスクイズを失敗したのか???”
こんな話題は、XX君の親にとって当然面白くありません。
“なんで満塁のピンチでリリーフ登板したYY君は全くストライクがはいらず連続押し出しだったのか???”
こんな話題は、YY君の親にとって当然面白くありません。

不思議なもので、このような場合、“大事な場面でXX君に対して2度もスクイズのサインを出した”り、“満塁のピンチでYY君をリリーフ投手としてマウンドに送り出した”最高責任者である監督の采配が責められることは、めったにありません。
なぜなら、それは“采配批判”となって監督の逆鱗に触れ、その結果、自分達の息子が試合に出られなくなったりすると、お父さんたちが勝手に思い込んでいるからです。(実際にはその程度の監督批判に耐えられない監督は滅多にいませんが…)
こうした背景もあり、私のチームでは“負けた試合のあとの反省会は(極力)自粛する”ようにしています。

ただし、呑み会は試合の後だけではありません。練習の後や納会などのイベントの際にもそのリスクは潜んでいます。
トラブルを最小限で食い止める為に、万が一発生した場合の対処を間違わないようにしましょう。

  • 何があっても喧嘩はだめ。
  • トラブルになった当事者達は、すぐに家に帰す。(冷静になってまた別の機会に話し合う場を設ける。)
  • 監督不在の席での出来事であれば、事後になっても構わないのでなるべく早く監督に報告する。

という意識を、チーム内に浸透させましょう。

お母さん同士のトラブル

お母さん同士のトラブルもあります。
但しこれは、原因/トラブル事象など小学校のPTAで発生するものと酷似しています。

最も目につくのは、誹謗中傷に端を発するものです。
男性もそうですが、女性は特に“他人の悪口”が好きです。
悪気はないつもりの発言でも結果的に当人を傷つけ、大きなトラブルに発展することがあります。

ここで、トラブルの原因が子供の野球に関することであれば、まだ監督の出番もありますが、大抵の場合は個人的な“女どうし”の問題なので、うちのチームでは“長老”のお母さんに仲裁を依頼しています。
子供たちの“チームワーク”とか“団結”とかを日頃から強いている団体が、そんな状況では勝てる試合も勝てませんから、できるだけ迅速に動きます。

厄介なのは、金銭が絡むトラブルです。
“怪我をさせたので治療費が発生した”というような場合は、チームのスポーツ保険を適用しますが、“借りたバットがへこんだ”や“めがねを壊した”などの場合は“保険適用外”のことも多く、単に金銭での弁済にとどまらず、当事者間の遺恨として残る場合があります。
このような場合は監督に速やかに間に入ってもらい、こじれて民事訴訟等にならないようにしましょう。

チーム内恋愛でのトラブル

チーム内恋愛は、ほとんどの場合“不倫”になります。
私のチームではありませんが、近所のチームのお父さん監督とそのチームに所属する保護者であるお母さんの不倫が発覚し、その関係を知るところとなった旦那さんが大暴れして上へ下への大騒ぎになった例がありました。
この例の場合、監督の方は“指導者失格”の烙印を押され、臨時保護者総会で解任動議が提出され、全会一致で可決したことを受けチームを去っていきました。
お母さんの方も当然チームにはいられませんので、チームを去っていきました。
チームメートに向けての最後の挨拶で子供は号泣していたそうですが、本当に酷い話です。

その他“恋愛”ではありませんが、私のチームにおける親睦呑み会で、ある“大陸系”のかなり酔ったお母さんに私が捕まり、“肉弾作戦”で迫られたことがありました。
当然のことながら“間違い”などは起きませんでしたが、“YYさんはお色気作戦で監督を篭絡しようとしている!”“あの日のあとからYYさんちの子はレギュラーになった!”とお母さん達の間でかなり問題になったそうです。
私は、事実無根の噂をたてられ、結果的に人格まで疑われたような形になり大変迷惑しました。
お酒の場には、くれぐれも注意しましょう。色んな危険が潜んでいます。

これらの事例でわかるように、何の為の“楽しい少年野球”かをよく考え、所属する誰もが“大人として恥ずかしくない行動”をとりたいものです。

まとめ

野球チームには、多くの人間が関わっています。
当然の事ながら、ものすごく気の合う人もいれば、全くそりが合わない人もいます。

私のチームでも、お互いに反目しあってついに卒団するまで口を利かなかったお母さんコンビがいました。
不思議なもので入団当初は仲の良かったその子供たちも、親につられるようにどんどん仲が悪くなり、結局、彼らも口を利かなくなってしまいました。
これではチームプレーもクソもあったものではありません。

みんなで楽しい少年野球ライフを過ごせるように、まずは自分の襟を正すことから心がけましょう。

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