ホームページ更新担当の具体的な仕事内容は?

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記事の目次

今はどこのチームでも、子供が足りなくて困っています。そんな中、ホームページを持っているチームの場合、“ホームページ更新担当”(以下、“更新担当”)への期待が日に日に高まっています。
では更新担当というのは、具体的に何をすればいいのでしょうか。

更新担当の仕事

一般的な少年野球チームのホームページにおけるコンテンツは

  • チームスケジュール
  • チーム成績
  • 練習試合の申し込み
  • 入部案内
  • 問い合わせ

が代表的なものになります。
更新担当は、上記コンテンツについて、それぞれ適正な頻度で更新を行う責任者です。

チームスケジュール

各チームには、会社組織などと同様に“年間予定”“月間予定”“週間予定”がありますが、少年野球チームのスケジュールは頻繁に修正が入ります。例えば、地域の大会で優勝して上部大会への出場が決まっただけで、公式戦の予定が増えます。さらに、上部大会は勝てば勝つほど試合が増える(負けたら終わり)トーナメントが基本なので、試合の結果を踏まえてその都度更新作業が発生します。それに加えて雨で試合が中止(順延)になったりするので、更新担当の大変さは容易に想像がつくと思います。

練習の予定も、目まぐるしく変わります。練習グランドは事前抽選が基本なので、ひと月分の練習予定は前月までに決まっています。ところが、懇意にしているチームが“練習試合で遠征に行く”“合宿に行く”というような理由で、使わなくなったグランドが突然回ってくることがしばしばあります。こうした場合、更新担当はその都度迅速に予定表を更新して、チーム内に周知する必要があります。各家庭、練習がない日を狙って個別の予定(家族揃っての墓参りなど)を入れるので、予定変更をタイムリーに行うことが各方面から求められます。

チーム成績

一般的には公式戦の勝敗だけを掲載しますが、マニアックな更新担当は、練習試合も含む全試合のイニング別得点に留まらず、個人打撃/投手成績も集計更新したりしているので、その作業量たるや想像を絶します。

このコンテンツは、ある意味自チームの戦力を“世界中に”公表することになりますので、上部大会出場常連のようなチームでは、非公開にするかパスワードでロックをかけてチーム内だけで共有する情報にします。

また、このように“公開情報過多”のチームは、更新担当のお子さんが中心選手やエースである場合が多く、“何としてもうちの子の成績を見て欲しい”という一念から、このような状況が発生していることが多いようです。

練習試合の申し込み

“たかが練習試合の申し込み”と侮ってはいけません。強豪チームにおいては、正に“殺到する”という表現が正しいような状況です。色々なチームの監督が“一度はあのチームと練習試合させていただきたいものだ”と考えて、当該チームの“月間予定”を見ながら予定が空いている日程を狙って、ピンポイントで練習試合を申し込んできます。

更新担当はこうした状況下で監督と木目細かく連絡を取りながら、複数のチームと調整します。強豪チームの練習試合は、1日2~3試合なんて当たり前なので、相手チームへのお断り連絡も含めて本当に大変な作業になります。

入部案内

“入部案内”は団員の募集広告なので、ホームページの更新タイミングとしては年に一度でよいかもしれません。但し、“過去の上部大会出場歴”や、最近の傾向としては“主な進学先(高校)”を掲載するチームが増えてきているので、毎年関連情報の収集活動にも努める必要があります。

問い合わせ

“入部案内”を見て興味を覚えた保護者からの質問が、“問い合わせ”に沢山来ます。
この問い合わせへの対応は、チームの招致活動に直結するので非常に重要な作業です。中には込み入った内容の問い合わせもあり、適宜、監督・指導者に確認が必要になります。こうした外部からの問い合わせに対して、更新担当だけの判断だけで回答するのは非常に危険なので、極力、指導者などが第三者チェックを実施した上で回答することになります

まとめ

私のチームには専用ホームページがありません。部員集めに際してはホームページがあった方が間違いなくいいのですが、半永久的に更新作業に従事する更新担当が必要で、そんな重労働を引き受けてくれる奇特な人はなかなかいません。しかも、開設はしたものの日々更新しなければ、誰も見ないホームページになってしまいます。“塩漬け”(更新されずにずっと過去の状態で放置されているもの)になっている他チームのホームページを見るたびに“うちのチームにはホームページがなくてよかった”という思いを強くしている今日この頃です。

皆さんも更新担当を任されるのであれば、相当の覚悟を持って引き受けてください。お子さんがチームを引退した後も、ホームページは残るのですから。

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